

キャリコンサルタント試験の面接試験の口頭試問対策
キャリコンサルタント試験の面接試験は、15分のロールプレイと5分間の口頭試問で構成されています。5分間の口頭試問も準備しないと不安ですよね。今回は、口頭試問で何を聞かれるのか、どう解答するのが良いのかというのを一緒に考えていきましょう。日本キャリア開発協会による面接試験についてになります。 口頭試問で聞かれる内容 口頭試問で聞かれる内容はある程度決まっております。何を聞かれる可能性があるのかを知るとともにどうしてそのような口頭試問がなされるのかという意図も考えていきましょう。まず、口頭試問で聞かれる内容は大体以下の4点です。 1.できたところとできなかったところ 2.主訴は何か 3.今後の展開はどうしたいか 4.資格をどう活かしたいか それぞれについて考えていきましょう! できたところとできなかったところ 「できたところとできなかったと思う所を教えてください」という口頭試問があります。これは何を意図して質問されているのでしょうか。 僕は、受験者の意図を問うているのではないかと考えます。例えば、「傾聴を重視している」とか「経験代謝を行いたい」とか「


YOLO(you only live once)な生き方とは
テレビを観ているとYOLO族という見慣れない言葉が聞こえてきました。You only live onceの頭文字を取った言葉らしいです。「人生一度きり」っていう意味ですね。 人生一度きりだから、楽しもう? テレビでは、エリート銀行マンが退職してストレスフリーなリゾート暮らしをしているというのを事例として放映していました。なんともテレビ制作者が好きそうなストーリーです。しかし、僕はこのような極端な生き方だけがYOLOを意味するとは思いません。 字面の意味を見ますと、人生一度きりという意味で、言外にだから一度きりの人生を大切に生きていこうという意味を含みます。これは、当たり前のことです。でも、どこか気にかかるところがあるように思えます。それは、本当に自分の人生を大事にしているかなっていう自分に対する問いかけが生まれるからなのかなと感じます。 何もリゾート地に住まなくても良い YOLOな生活とは何もリゾート地に住むことではありません。不労所得で生活することでもありません。自分の人生を自分にとって幸せなものにするために一生懸命生きることがYOLOな生き方


傾聴について(キャリアコンサルタント面接試験対策)
キャリアコンサルタント試験の面接試験の評価区分は、主訴・問題の把握、具体的展開、傾聴の3つです。今回は傾聴について考えていきます。面接試験で目指すことは、信頼関係の構築と自己探索の支援だと面接試験対策の記事で記載しましたが、この二つにつながる姿勢が傾聴と言えます。傾聴とは、相談者の自問自答を促して、より深い自己理解に導いていく能動的な働きかけととらえることができます。傾聴を行えば、信頼関係の構築ができるだけでなく、自己探索の支援も行うことができます。つまり傾聴を制する者が面接試験を制するといっても過言ではありません。「傾聴」の姿勢を身に着けることがが面接試験対策でもっとも大事なことと考えます。 傾聴において気を付けることを傾聴しているとはいえない姿勢を考えることで明確にしていきましょう。 1.決めつける 話を聞いて、○○に違いないと決めつけるのは、傾聴とは言えません。しかし、つい自分の決めつけで応答してしまいそうになってしまいます。例えば、相談者が「実は結婚することになりまして」と言ったら、「それは、おめでとうございます」と言いそうになりませんで


具体的展開について(キャリアコンサルタント面接試験対策)
キャリアコンサルタント試験の面接試験の評価区分は、主訴・問題の把握、具体的展開、傾聴の3つです。この3つについてできているかどうかが判断されていきます。それぞれは何を意味するのか、何を意識すればよいのかを試験対策として事前に明確にしておきましょう。 今回は具体的展開です。具体的展開といわれてもなかなか意味をとらえるのが難しいですよね。カウンセリングにおける対応や意図を意味すると思われますが、難しいです。そこで、具体的展開とは何かと考えるなら、ずばり経験代謝だと考えるのが分かりやすく良いと思います。経験代謝については日本キャリア開発協会の立野さんという方が書かれたこちらに解説が載ってありますのでご参照ください。 経験代謝とは、相談者に経験を再現してもらい、意味の出現につなげていくかかわりです。経験代謝の流れとしては、相談者の過去の経験を聴き(経験の再現)、経験の中の自己概念の影を捉えて問いかけ(自問自答を促し)、相談者自身が自分自身の自己概念に気づいていく(意味の出現)というものです。ここでいう自己概念とは、自分と自分を取り囲む世界をどのように捉え


主訴・問題の把握について(キャリアコンサルタント面接試験対策)
キャリアコンサルタント試験の面接試験の評価区分は、主訴・問題の把握、具体的展開、傾聴の3つです。この3つについてできているかどうかが判断されていきます。それぞれは何を意味するのか、何を意識すればよいのかを試験対策として事前に明確にしておきましょう。 今回は、主訴・問題の把握についてです。さてここでいう主訴とはなんでしょうか。主訴の文字通りの意味は、相談者が主に訴えているところです。カウンセリングの開始当初に、「今回はどのようなご相談で来られましたか?」と相談者に来談目的を聴きます。この来談目的が来談当初の主訴となります。大抵これは事柄であることが多いでしょう。職場の人間関係がうまくいかない、職場の仕事量が多い、家族の介護が必要になって仕事が続けられない、など様々な悩みの事柄があります。この事柄に対してどのように捉えるかは人それぞれです。カウンセリングが進むにつれて、事柄に対してどう捉えているかが浮かび上がってきます。その人の人間性と事柄が結びつき一体となって構成されるのが主訴なのです。 具体例として、新卒で入社した会社で希望していなかった営業部に


キャリアコンサルタント試験 面接試験対策
キャリアコンサルタント試験の面接試験って、何の準備をしたら良いのでしょうか。ただひたすらロールプレイングを行うのも良いですが、大事なポイントを明確にしたうえでロールプレイングを行えばもっと効果的に練習を行えます。 日本キャリア開発協会の大事にしているポイントを確認しながら、面接試験のためにも身に着けたいキャリアコンサルタントとしての姿勢をはっきりとさせていきましょう。 次の順に記載してあります。 1.面接試験の概要を知る 2.「信頼関係の構築」について 3.「自己探索の支援」について 1.面接試験の概要を知る 試験時間は20分です。 面接試験は、15分のロールプレイと5分間の口頭試問で構成されています。ロールプレイの場面はキャリアカウンセリングの冒頭15分のインテーク面談です。 配点は、実技試験の150点満点中の90点あります。 実技試験は面接で決まるといっても過言ではありません、緊張して頭が真っ白になってしまい大失敗となるとこれまでの努力が報われません。しっかり準備して落ち着いて本番を迎えたいですね。 面接試験において、何を評価するかという評価