

社内でのコミュニケーションを活性化させるために有効なひとつの取り組み
世の中には、建前とホンネが溢れています。特に仕事の世界では。 たとえば、別部署の課長が異動になるという場面での「お世話になりました」という挨拶。 特にお世話になったとも思っていないのに、平気で「お世話になりました」といいます。言われた方も、「これからも頑張れよ」みたいなことをいいます。特に思い入れや気持ちはなくても、とりあえずお互いにそういったことを言います。 言葉に気持ちが乗っていないことは、お互いなんとなく感じているでしょう。でもその場にふさわしい言葉をかけることが礼儀だと感じ、そのようなある種の上っ面な言葉を交換するコミュニケーションがよくあります。 このような建前とホンネを使い分けるコミュニケーションばっかりの環境にいると、時に心が疲弊したり、孤独感を感じたりします。不安な気持ちを抱えても、それを分かち合える人がおらず、自分ひとりで抱えてしまい、ますますしんどくなってしまうことがあります。 その結果、メンタルヘルスを患ってしまったり、離職につながってしまったりすることもあります。 一方で、ホンネとホンネをぶつけ合うコミュニケーションもあり


アサーショントレーニングの具体的内容
本日は、弊社で行っているアサーショントレーニングの具体的な内容について記載します。アサーショントレーニングとは、波風を立たせずにしっかりと自己主張ができるようになるための考え方やスキルを身に着けるトレーニングです。 弊社キャリアストーリーのアサーショントレーニングのカリキュラムは以下の通りです。 ①アサーティブな言動とそうでない言動との違いを理解 ②自分にも相手にもアサーション権があるということを理解 ③アサーティブなものの見方・考え方の獲得 ④アサーションスキルの習得 それでは、順にどのようなことを行うのかを記載していきます。 ①アサーティブな言動とそうでない言動との違いを理解 ある出来事が起こった場合に、どのような言動が考えられるか具体的な事例をもとに考えます。 「(あなたは、いつもの職場で、パソコンの前に座って事務作業をしています。) するとベテランの経理担当者が新入社員の後輩に説教しているのが聞こえます。どうやら、後輩の経費精算の入力方法に何か誤りがあったようです。後輩は、ふてくされた様子で説教を聴いています。しかし、よくよく聴いてみると