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December 5, 2017

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ライフデザインカウンセリングの最終段階。具体的な行動計画の作成手順とその内容

本日は、ライフデザインカウンセリングにおける行動計画の策定についてお話します。ライフデザインカウンセリングにおいての最期の場面です。

 

キャリアカウンセリングの目的は、相談者の問題を解決することです。相談者の問題を解決するためには、キャリアカウンセリングで話された内容を具体的な行動へとつなげていかないといけませんよね。どのように具体的な行動に繋げていくのか、というのが本日のテーマです。

 

2回目のセッションにおいては、まず再構成したライフポートレートを相談者に伝えます。そこで話された内容をもとに、その後行動計画の策定をおこなっていきます。

 

この時の流れは、以下のようになります。

 

  1.目的の明確化

  2.生きる意図の宣言

  3.行動計画の作成

 

それではこれらの段階のそれぞれについて、順番に見ていきましょう!

 

 

 

 

1.目的の明確化

 

まず、目的を明確にしていきます。ここでいう目的とは、相談者がキャリアカウンセリングを受けに来た目的です。

 

1回目のセッションの初めに、相談者がキャリアに何を期待しているか、そのキャリアカウンセリングを受けに来た目的を聴きます。

 

2回目のセッションで、ライフポートレートについて話し合われたあとに、またキャリアカウンセリングを受けに来た目的を確認します。

 

これは、キャリアカウンセリングを受けに来た目的が達成されそうかということを認識するとともに、それを達成するためにどうしたら良いのかということを互いに再度しっかり認識するためです。

 

ライフポートレートを話すことで、通常は、次なる一歩が具体的に導かれてきます。その存在をこの段階でお互いに感じ取ります。

 

 

2.生きる意図の宣言

 

生きる意図とは、自分の人生をなんのために生きていくかという問いに対する答えとなるものです。この生きる意図が明確だと人生の満足感は高くなると言われています。

 

また、生きる意図を認識すると、人は不確実な状況を打開できる能力が高まります。相談者は、生きる意図をもとに現在抱えている問題への対処策を見出していきます。

 

この生きる意図をカウンセリングを通じて、獲得できたかを認識するために、生きる意図を宣言します。この生きる意図は、ライフポートレートの中におのずと浮かび上がってきます。ですので、ライフポートレートについての話し合いを行ってきた相談者は、何が知らかの意図性を見出しています。

 

 

3.行動計画の作成

 

ここまで来ると、相談者は今後どのようなことを行動していく必要があるかについて理解している状態になっています。それを受けて、具体的な行動計画を作成していきます。

 

具体的な行動計画を作成するにあたって、まずは目の前の転機を乗り越える(相談者は転機に直面しているという前提です)ためのリソースを点検します。以下は、ナンシー・シュロスバーグ博士の転機の理論で言及されている考え方です。

 

転機を乗り越えるためのリソースは、次の4つにまとめられます。

 

①状況;どのように状況を捉えているか

②自己;転機に対処するための内面的な資質

③支援;自分の周りの人物などからどの程度支援を受けられそうか

④戦略;自分の持っている選択肢の数や柔軟性

(詳しくは、ナンシー・シュロスバーグ博士の転機の理論をお調べください)

 

これらの転機に対処するためのリソースがどうであるかについて、相談者と検討します。様々な可能性や制約条件も考慮に入れて、実行可能な具体的な行動計画を作成していきます。

 

この時、行動計画を作成する主体は、相談者であることを忘れてはいけません。

 

 

他者にストーリーを語るということ

 

この行動計画には、相談者が他者に自分のストーリーを語るということが通常含まれます。これは、ライフポートレートから浮かんでくる「相談者がどういう人間で、どういうことをしていきたいか」というストーリーを、相談者が他者に話すということです。

 

他者とは、家族や友人や会社の同僚です。時には、就職面接における面接官などに対してもストーリーを語ることがあるでしょう。

 

ライフデザインカウンセリングを行ったあとの相談者は、様々な事柄に新しい意味付けをおこなっていきます。周りの人たちとは、新しい関係性を築いていきます。(築く必要があったり、相談者が築きたいと思ったりします)

 

そういった時に、その周りの人たちに、自分のストーリーを話す場面がやってくることが想像していただけると思います。

 

さて、この自分のストーリーを話すという行為は、必ずしも容易なことではない場合があります。そのような場合、きたる場面を想定しての訓練や、相談者への勇気づけが必要になってくるでしょう。

 

 

ライフデザインカウンセリングの終わりを迎えて

 

キャリアカウンセリングは、ただ話を聴くのが目的ではありません。相談者が抱えている問題、直面している転機、そのようなものを乗り越えていくためのきっかけにならないと意味がないと僕は思います。

 

そのため、相談者がキャリアカウンセリングのあと必ず行動につなげていかないと意味がありません。キャリアコンサルタントとして僕たちはそれを促さないといけません。

 

ライフデザインカウンセリングのセッションは、具体的な行動計画を立てることが最終段階です。しかし、その行動を実行していくために、さらなるアフターフォローが必要だと感じる場合は、相談者と話しして、その後に継続したセッションを設けることも検討しないといけません。

 

その場合は、キャリア教育としての新たなスキルトレーニング要素の強いカウンセリングセッションが求められます。

 

<参考文献>

 

 

 

 

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